プロフェッショナリズムを追求する旅

戦略コンサルタントという理解し難い職を通じて感じるところ等々、徒然に書いて行きます

若いうちに営業を経験した方が良い

若いうちに経験した方が良いこと。

別に「旅」とか言いたいわけではない。

(旅は若いうちになるべく経験した方が良いと思うが、今回のテーマではない)

 

昨日、このようなことをTwitterで書いた。これに絡んで。

 

営業(もしくは接客)の仕事、しかもできればリテールの仕事。これを若いうちに経験すると良いと思う。

勿論、今から誰でも経験できるものではないと思うが、もしもチャンスが有るのであれば避けずに経験した方が良いと思う。

学生でのバイトでも(それなりにしっかりとやれば)良いし、入社後暫くでも良い。但し、「入社後の研修で数ヶ月」程度だけだとあまり意味は無く、しっかりとした配属で就いた方が良い。

 

個人的に、キャリア形成の上で、最初に営業を経験することは非常に有効だと思っている。しかも、できるだけ「会社の力」(ブランド、製品力等)で売れないような商材が良い。(放っておいても売れる商品の営業であれば意味は無い)

仕事は全て「顧客に買って頂くこと」に繋がっている。それが商売の原点であり、それが全て。

これを体で感じたことがないと、頭では分かっているつもりでも見えないことが多い。

営業を経験すると、その基本の部分が本当に良く見える。

 

その中でもリテール営業。

法人営業との違いは何かと言うと、相手が「身銭」を切っているということ。法人営業の買い手はあくまでも「会社のお金」で買っている。(オーナー経営者相手の営業とかは別だが)

また、細かな営業手法については営業担当者個々のやり方に委ねられることが多く、色々と工夫の余地が有る。その反応がすぐに見え易く、また、かなりシビア。

 

そして、しっかりと価値を感じて頂けた時の反応が法人営業よりも大きいと思う。

勿論、コンサルティングサービスでも顧客の経営者/担当者などから感謝頂くことは有るが、リテールで接する顧客の反応は一味も二味も違うと思う。

顧客にしっかりとしたサービスを提供し、お金を頂いているのに、その上「ありがとう」と感謝頂く経験は、商売の原点を感じることが出来ると思う。

(私の場合、上得意のお客さん(かなりの資産家)に娘さんとの縁談を持ち掛けられたことも有る・・・これは有り難いが丁寧にお断りした)

 

辛いことが多いことも事実。法人営業よりもリテール営業の方が、理不尽な顧客に遭遇する確率も高い。しかし、それも大きな学びに繋がると思っている。

 

何となく、特にリテールについては営業を「下」に見て、「本社」を「上」に見るような風潮も有るように感じる。

そういう風潮が有るからこそ、最前線での経験は色々と価値が生まれると思う。

 

勿論、プロパーでコンサルタントになるようなキャリアも悪くはない。

しかし、こういった回り道も一つのキャリアのルートとして覚えておいて損は無いと思う。

 

ちなみに、どの企業でもトップセールスの人は例外無く凄い。

私も営業が強い事業会社、しかも各世代トップセールスが集まるという環境で社会人生活をスタートさせたが、ここで見た光景の記憶は今でも凄い大きな資産。

変に「本社」で社内政治を学ぶよりも、コンサルタントに必要な本質の部分を学べるはず。